オールド5弦のネックグラフト

今回は少しこぶりなオールド5弦です。元々4弦だった楽器を5弦に改造してあるのですがその際にどうやら指板はそのままで変更したようでご覧のように弦の位置が指板幅ギリギリになっていました。

特に1弦はほぼ指板からはみ出しそうになっているため押弦の際に指が外れそうになる問題がありました。

またナット部分の幅も通常の4弦より狭く各弦がかなり窮屈に配置されており1弦は指板からはみ出しそうな位置にありました。

ヘッドを切り離しネックを新たに作っていきます。スクロール部分が左下がりで傾いているのがわかりますでしょうか?

今回は途中経過を飛ばしますが以下が完成後です。

指板もネックも適正な幅になり演奏性はかなり改善いたしました。

画像でも分かる通り1弦は指板内に収まっています。

張り出しの量も変えてあります。